お釈迦様のお手当て〜枇杷の葉と甘茶

 

暦は、啓蟄(けいちつ)。

虫たちも土の中から活動し始めるときです。

立春をすぎても、先月の歴史的な大雪のあと、都心でもまだ思いがけない寒さが続いていましたが、やっと今日から春らしさを感じられるようになりましたね。

世田谷では梅祭りも開催、サロンも春恒例の梅暖簾にかけかえ、

玄関では桜や桃がお出迎え…すっかり見た目も気分も春支度がととのってきました♪

 

もともと農作業の種まきや収穫の目安とされている二十四節気は、
自然の恵みを使う当サロンにおいて、とても重要なこよみ。

 

サロンは毎年この「立春」を新しいスタートとし、

季節トリートメントも2月より新しい春メニュー。

「枇杷と菩提樹のいたわりトリートメント」を行っています。

 

その中で、菩提樹のみ、品質の良い輸入品を使用していますが、
【枇杷葉】、そしてハーブティとしてお出しする【甘茶】は、国産のものを使っています。
その2つについて、あらためてご紹介していきますね。

 

 

枇杷葉のご紹介

ちなみに花期は11~12月で、都内でも年明けくらいまで花の名残がありました。いい香り。
ちなみに花期は11~12月で、都内でも年明けくらいまで花の名残がありました。いい香り。

 

お釈迦様が手当に使ったとされる、民間療法でおなじみの枇杷葉。

 お家の庭に枇杷の樹がある、という方もいらっしゃると思います。

 

大変生命力の強い樹で、葉は緑が濃くつやっとして、形も長さがあり特徴的なので、

黄色い実がついていなくても、比較的見分けることのたやすい樹です。

 

枇杷というと「果物でしょ?」という方もいらっしゃるかもしれませんが、

その「葉」にも、疲労回復、またがん細胞を小さくしてしまうほどの強力な免疫作用をもつビタミンの1種•アミグダリンや、冷えの改善、浄血など、とっても有効な成分が、たっぷり入っています。

 

 

 

日本各地で見られる木ではありますが、お手当やお茶用に大量に葉を採取してしまった樹は、実りがほとんど期待できません。

 

そのため、「実を食べる」ための栽培と、「葉を採取する」ための栽培は異なってきます。

 九州地区に葉を使用する目的で無農薬栽培している農家さんが

見つかり、このトリートメントや定番の和精油メニューで使用する枇杷の葉(定番メニューでは、乾燥した葉を湿布とお茶に使います)は、そちらから取り寄せています。

 

この季節メニューでは、特別に生の葉をご用意し、写真のように、使う前にはしばらく水に浸し、有効成分が出やすいようにしてから、オイルをおつけする前にお肌に直接あてて、お塩の温熱効果で使っていきます。

枇杷の葉には神経を落ち着かせる香り成分も含まれているので、アロマの効果とプラスして、よりリラックスを感じて頂けます。

 

 

 

甘茶のご紹介

 

岩手県九戸村(くのへむら)から届いた、甘茶。
九戸村は、「あまちゃん」で同じみ、久慈市より西側の内陸の村です。

甘茶とは、アジサイの仲間の植物の葉を乾燥させたお茶。(メーカーによりアマチャヅルという全く別の植物を使用している場合もあります)

お釈迦様が誕生したとき甘い雨が降ったという故事にちなみ、
4月8日のお釈迦様の誕生日には、この甘茶を仏像にかけ、飲むという風習が伝わっています。

糖分はゼロなのに、その甘さは、なんと砂糖の400倍!
抽出液は、シロップとして甘み付けにも使えるほどです。
ダイエット中の方はもちろん、糖尿病や低血糖症ぎみの方などにも、血糖値を上げないのが嬉しい和ハーブティです♪


そしてそれだけでなく、近年の研究では抗アレルギー作用が認められてきています!
春先にぴったりのお茶なんですね。

 

…実は店主は、この甘茶に、ちょっと思い入れがあります。

幼稚園〜小学校と仏教の学校に通っていたため、毎年行われる4月8日の灌仏会(お釈迦様の聖誕祭)には、必ずこの「甘茶」を飲んでいました。

 

実際、それだけで飲んでみると…うわっ、甘い!とびっくりされると思います、
それも、子供の時の懐かしい記憶の一部なのですが(笑)

そこで、そのままだとかなりの甘みを感じますので、サロンでは酸味のある他のハーブティに飲みやすくブレンドしました。
このメニューだけの、特別なサービスとして、アフターカウンセリングでお出ししています。

トリートメントだけでなく、ぜひその後のリラックスタイムも、和の恵みを味わって頂けたらと思っています。

 

 

そしてこのお茶には、東北復興の願いをこめ、「絆茶」というネーミングがあります。

また美しいパッケージデザインは、現地岩手の女性の手でなされています。
春を告げるピンクの花と、力強い筆の走り…とても素敵だと思いませんか。

このお茶を見つけたとき、これをきっかけに、皆様の関心が寄せられ、現地の産業、
そして「絆」が表す「こころ」の再生がすすみますようにとこめられた願いを、
しっかりと感じる事ができます。

 

 

 

 

 

 

この3月に改めておもうこと

昨年参加したワークショップにて、盛岡からの生藍を使って暖簾を染めました。生ならではの美しい色合い。植物の恵みには、こうした1面もあり、できれば東北現地での体験も含めて取り入れていきたいと思っています。
昨年参加したワークショップにて、盛岡からの生藍を使って暖簾を染めました。生ならではの美しい色合い。植物の恵みには、こうした1面もあり、できれば東北現地での体験も含めて取り入れていきたいと思っています。


東日本大震災から今月は3年目を迎えるのですが、皆様ご存知の通り、またまだ復興の道のりは、続いていかなくてはなりません。
それは現地の方々だけでなく、日本人全員で、成し遂げていくもの。

そして北国は、日本の植物の恵みを使ってトリートメントをする当サロンにおいても、とても質の良い素材が沢山ねむっている、宝物のような土地でもあると、私は思っています。

当サロンは、精油だけでなく、ベースとなる植物油、お手当やお茶に使うハーブティ、お肌のケアに有効なクレイなど、実にさまざまな植物•自然素材を、北国の土地からの恵みをとりいれています。

 

それは、震災以前から使っているものもあれば、震災をきっかけに、その存在と品質の良さを知り、とりいれているものもあります。

 

 

 

 

 

継続的な震災支援は、もちろんですが、単なる支援だからという使い方ではなく、伝統的な療法や暮らしに根付いた確かさ、またその素材のクォリティや、作り手のこめられた想いを、大事にしていきたい。

 


それらをサロンのサービス、もしくは講座を通して皆様にご紹介していく事で、
かの地に少しでも想いを馳せ、私自身、またご来店頂きましたお客様と一緒になって、

できることを、たゆまず続けていけたらと思います。

 

サロンにて、ぜひ、北国の和の恵み、またこの国のすぐれた自然素材をご体感下さい。

今後も少しずつ、ご紹介していきますね。

 

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